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「2018 Mnet Asian Music Awards」特集 ラジオ特番出演の古家正亨が2018年のK-POPを総括

うたパス

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K-POP最大の祭典「Mnet Asian Music Awards」(通称:「MAMA」)が12月10日の韓国・東大門デザインプラザを皮切りに、12日に埼玉・さいたまスーパーアリーナ、14日に香港・AWEでそれぞれ開催される。

「MAMA」は各賞にノミネートされたアーティストの中からファンの投票で受賞が決まる、参加型の賞レース。イベントには2018年の音楽シーンで活躍したさまざまなアーティストが登場する。

今回うたパスでは、「MAMA」開催を記念して11月18日(日)15:00より配信されるインターネットラジオ「Backstage café special program うたパス プレゼンツ K-POP ! Your Choice 2018」に出演する古家正亨氏にインタビューを実施。K-POP関連イベントの司会者としておなじみの彼に、2018年のK-POPシーンを振り返ってもらいつつ、「MAMA」の見どころについて話を聞いた。

取材・文 / 宮崎敬太

BTSがアメリカでブレイクした背景にあるもの

──2018年のK-POPシーンを振り返ってどんな1年でしたか?

BTS(防弾少年団)の1年だったのではないでしょうか。しかも彼らは、韓国国内はもちろん世界をも席巻しました。2012年にPSYの「江南スタイル」が世界中で大ヒットしましたが、BTSのヒットはあのときとは明確に異なっています。つまり曲単体がヒットしたのではなく、BTSという存在自体が世界に認められたということです。アメリカのビルボードチャート「Billboard 200」で2回も1位を獲ってますからね(2018年8月発売「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer'」、2018年5月発売「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear'」)。

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

──BTSが世界的にブレイクした理由はなんだと思いますか?

タイミングも含めて、本当にいろんな要素が絡んでいると思います。僕自身、国内外のいろんな分析記事を読んだけど、どれも腑に落ちるものはなかった。例えば、ARMY(BTSファンの呼称)たちがSNSでBTSの魅力を積極的に拡散したから、とよく言われていますが、ほかのアイドルのファンであっても、同じくらいSNSを活用しその魅力を広げていますし、パフォーマンスや曲のクオリティに関しても、BTSと同じくらいすごい人たちはたくさんいるんですよ。

──では、古家さんはなぜBTSがほかのアイドルと異なり海外でも抜きん出た存在になったと思いますか?

僕は、アメリカの音楽賞の1つ「ビルボード・ミュージック・アワード」で「トップ・ソーシャル・アーティスト」を受賞したこと、さらにこの受賞式で「FAKE LOVE」をパフォーマンスしたことが転機になったと思っています。これで多くのアメリカ人がBTSの存在、そして魅力を知った。しかもスティーヴ・アオキのような世界的に人気があるDJと積極的にコラボしていました。この2つの要素が相まって、いわゆるインフルエンサーと呼ばれるセレブたちがSNSでBTSをもてはやし出した。僕は「ビルボード・ミュージック・アワード」の受賞がなかったら、現在の状況はまったく異なっていたと思っています。

より一層多様化が進んだ2018年のK-POPシーン

──では韓国国内ではどんな動きがありましたか?

K-POPには毎年その1年を象徴するような1、2曲が必ずあるんですが、今年はiKONの「LOVE SCENARIO(사랑을 했다)」が子供たちを中心に大ブームになりました。失恋の歌なのに、メロディやわかりやすさといった要素がウケて、iKONは「小学生の大統領」という異名を得たほどです。ただ先日、韓国の20〜30代の知り合い何人かに「今年のK-POPを象徴する人は誰?」と質問したんですよ。ほとんどの人は男性デュオのMeloMance(멜로망스)と女性デュオのBolbbalgan4(赤頬思春期 / 볼빨간사춘기)を挙げていて、アイドルの名前が出てこなかったんです。彼らは韓国で“音源帝王”とか“音源女王”と言われていて、デジタルシーンでの人気は確かに圧倒的です。でもCDの売り上げでは、GOT7やSEVENTEEN、iKONといったアイドルが圧倒的なんですよね。

──古家さんが個人的に韓国の音楽シーンで気になった存在はいましたか?

PENTAGON(펜타곤)ですね。ルックスも曲もパフォーマンスもいい。実際4月に出した「Shine(빛나리)」を聴いたとき、ついにPENTAGON も人気者の仲間入りを果たすのかと確信しました。11月25日には東京・中野サンプラザホールで来日イベント「PENTAGon MOVINGon」も行われます。彼らにとって2018年はいろいろ大変だった1年でしたが「今年一番飛躍したアイドルは誰か?」と聞かれたら、僕はPENTAGONと答えたいですね。

日韓のアイドル文化の違いを描いて大成功した「PRODUCE 48」

──ガールズグループでは、TWICEが頭1つ抜けた存在になりましたね。日本での人気も確固たるものにしています。

まさに。TWICEの人気はますます高まっているように感じます。特に小、中、高校生からの人気がすごい。TWICEのファンは、どちらかと言うといわゆる“K-POPファン”ではないんですよね。日本人メンバーが3人(サナ、モモ、ミナ)いることも1つの要因ですが、TWICEには日本人がアイドルに求めるかわいらしさやキャッチーさがある。だから地上波のテレビ番組やCMにも出演できるんでしょうね。やはりファンの裾野を広げるという意味では、今でも地上波テレビに出演できることは大きいと思います。熱狂的なファンの存在は活動の必須条件だと思いますが、さらにそこからの飛躍を目指すならば、より多くの人たちががさまざまなアクセス手段で彼女たちを知ることが大事になります。そうでないと、国民的な支持を得るのは難しいでしょう。

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

──TWICEは来年東京ドームで2DAYSの単独コンサートを開催しますね。

その前に、BLACKPINKが今年の12月24日に京セラドーム大阪で単独コンサートを行います。彼女たちはファッション性が高く、完全にポップアイコンとしての存在感を放っていますよね。そこがほかのアイドルたちとの明確な違いになっていると思うんです。だから彼女たちのファンはTWICEとまったく被らない。ライブに行ってもそれはすごく感じます。ステージやミュージックビデオではミステリアスな魅力を放つ彼女たちも、リアリティ番組や舞台裏で見せる素顔は年相応の女の子でとってもキュートなんですね。そこにさらなる魅力を感じる人も多いでしょう。彼女たちがもっとコンスタントに新曲を発表すれば、同じYGエンターテインメント出身の先輩ガールズグループ・2NE1の人気を超えられるかもしれません。それくらいの存在感とポテンシャルがある。

──今年は韓国の放送局MnetとAKB48グループの共同企画によるオーディション番組「PRODUCE 48」が大きな話題になりました。前身番組「PRODUCE 101」がガールズグループ・I.O.I、ボーイズグループ・Wanna Oneを輩出して、それぞれ特大のヒットとなっていただけに、さまざまな角度から注目されていましたね。

この話を最初に聞いたときは、本当にびっくりしました。K-POPファンの中には、AKB48グループがK-POPと絡むことへの拒否反応が相当あったと思うし。僕自身も番組を観るまでは「どうせ韓国寄りの番組になるんだろうな」って懸念がありました。けど、実際に始まったら毎週観ちゃいましたね(笑)。純粋に、番組としてめちゃくちゃ面白かった。

──「PRODUCE 48」のどこが面白かったんでしょうか?

日本と韓国のアイドル文化や、当事者たちの姿勢の違いを鮮明に描いていたからです。韓国の練習生たちが歌やダンスに完璧さを求め、努力するのは有名ですよね。一方でAKBの子たちはプロであるにも関わらず、韓国の練習生たちと比較するとダンスや歌の面で劣っているところがある。でも、彼女たちは決してあきらめず、最後までやり遂げようとするんですよ。どちらがいいということではなく、その「違い」を描いていたのが面白かったんです。

──AKBグループの参加メンバーが予想以上にがんばったことも大きかったですね。

すごくがんばっていたと思います。韓国の知り合いからは「AKBを尊敬するよ! 彼女たちは簡単にあきらめないから」ってよく言われましたし。難しい状況下でもなんとか踏ん張る、大和魂みたいなものが番組の中で表現されていて、韓国における日本人の印象も彼女たちを通じてすごくよくなったと思います。しかも「PRODUCE 48」に出演したAKBのメンバーたちはすでに韓国でファンミーティングの開催をオファーされているほどで、番組が終わっても、最終的にデビューできなかったメンバーも、韓国でその人気を確立していて、次のステップを踏み出したように思います。それからなんと言っても、日本のAKB関連の映像コンテンツの再生回数が急激に増えたことも、彼女たちの魅力がこの番組を通じて、より世界に広がるきっかけになったのではないでしょうか。

アジア圏でもっとも注目されている音楽イベント

──ここまで2018年のK-POPシーンについてお話を伺ってきましたが、ここで話題に上がったアイドルたちが何がしかの形で、確実に今年の「MAMA」に絡んでくると思います。最後に「MAMA」の見どころを教えてください。

「MAMA」は韓国の音楽シーンでもっとも大きな音楽の祭典です。アジア圏でもっとも注目されている音楽イベントと言っても過言ではない。日本にいるとわかりづらいのですが、アジア圏の音楽シーンは今K-POP一色です。以前シンガポールに行ったとき、街中でものすごく声をかけられたんですよ。僕、K-POPイベントの司会をたくさんやってるから、それをYouTubeで観た人たちが僕の顔を知っててくれたみたいで(笑)。すごく驚きましたが、それくらいK-POPへの関心がアジア圏では高いんだと実感しました。アーティストたちもみんな気合いが入っているし、出演者も毎回ものすごい豪華なので、そこは単純に大きな見どころですよ。

──今年は12月10日に韓国、12日に日本、14日に香港の3カ所でそれぞれ開催されます。

BTS(防弾少年団)、TWICE、IZ*ONE、Wanna Oneの出演が発表されていますが、ほかには誰が出るんでしょうね? (注:インタビューは10月31日に実施。この時点では1次ラインナップのみ発表)そう言えば、「PRODUCE 48」から誕生したIZ*ONEは、今回の「MAMA」で日本では初お披露目となりますよね。逆に「PRODUCE 101 Season2」が輩出した期間限定アイドル・Wanna Oneは、「MAMA」としてはラストステージになる。旬なスターたちはもちろん、「MAMA」でしか観ることのできない特別なステージにも期待大ですね。

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

「2017 MAMA」の模様 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved

──しかも、今回は「MAMA」受賞アーティストを決める投票を「うたパス」で公式に行えるようになりました。

今年の受賞は、流れから言ってBTS一色になるとは思いますが、「MAMA」はファン参加型の賞レースですからね。そこに外国人の投票が公式に認められるって、かなり画期的なことだと思うんですよ。「うたパス」ではライブ中継もありますから、リアルタイムでチェックするためにも、今からスマホのパケット通信のギガ数を増やしておいたほうがいいかもしれませんね(笑)。

うたパス「Backstage café special program うたパス プレゼンツ K-POP ! Your Choice 2018」

配信日時
2018年11月18日(日)15:00〜16:00
出演者
古家正亨
ご利用方法
うたパスアプリもしくはWebブラウザ(>https://backstagecafe.jp/)からどなたでも無料でお聴きいただけます。

2018MAMA オンライン投票概要

投票期間
2018年11月1日(木)〜2018年12月9日(日)※予定
投票必要事項
  1. 11月1日(木)から11月12日(月)の期間
    ⇒ au IDまたはWow!ID(登録無料)を取得
    スマートフォンやタブレットに「うたパス」アプリをインストール
  2. 11月13日(火)から12月9日(日)の期間 ※予定
    ⇒1に加え、「うたパス」への会員登録(初月30日無料)

ライブ情報

2018 Mnet Asian Music Awards
2018 MAMA PREMIERE in KOREA
2018年12月10日(月)韓国 東大門デザインプラザ(DDP)
出演者
Dean Ting(中華圏) / fromis_9 / (G)I-DLE / HAON / IZ*ONE / マリオン・ジョラ(インドネシア) / NATURE / Orange(ベトナム) / Stray Kids / THE BOYZ / The Toys(タイ) / VINXEN / Wanna One / キム・ドンハン / けやき坂46 / 公園少女 / 今月の少女(LOONA) / ヒョンソプ&ウィウン

アルファベット順・五十音順

2018 MAMA FANS' CHOICE in JAPAN
2018年12月12日(水)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
出演者
BTS(防弾少年団) / IZ*ONE / MONSTA X / TWICE / Wanna One / and more

アルファベット順・五十音順

2018 MAMA in HONG KONG
2018年12月14日(金)香港 AWE(AsiaWorld-Expo Arena)
出演者
BTS(防弾少年団)/ GOT7 / MOMOLAND / SEVENTEEN / Wanna One / and more

アルファベット順・五十音順

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「2018 Mnet Asian Music Awards」⽇本公演・⾹港公演のライブ配信 概要

配信内容
「2018 MAMA」⽇本公演・⾹港公演。その熱狂のステージ模様をライブ配信にてお届けします。
配信⽇程
⽇本公演 12⽉12⽇(⽔)19:00〜 ※予定
⾹港公演 12⽉14⽇(⾦)20:00〜 ※現地時間19:00 ※予定
視聴⽅法
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プロフィール

古家正亨(フルヤマサユキ)

1974年5月22日生。北海道北見市出身。ラジオDJ、テレビVJ、司会業、韓国大衆文化ジャーナリスト。上智大学大学院文学研究科新聞学専攻博士前期課程修了。2000年にFM NORTHWAVEで日本初のK-POP専門番組「Beats-Of-Korea」を立ち上げる。2004年にはMTV KoreaでスタートしたJ-POP番組「J-BEAT」で日本人として初めてテレビVJに採用された。2009年には日本におけるK-POPの普及に貢献したとして、韓国政府褒章文化体育観光部長官褒章を受賞。年間200本近い、韓流、K-POPイベントのMCも務める。